4コマ漫画(不動産会社編)9話:不動産反響対応
【8話】の続き。ポータルサイトへの物件の入稿、店舗の準備、いつでも来店や問い合わせに対応できるように準備を進めていた。
営業スタッフは社長と営業ロープレを行い、本番に備えての練習を毎日行っていた。
営業ロープレとは
正式名称:営業ロールプレイング細かく設定を決めて営業役と顧客役に分かれてヒアリング、クロージング、提案、応用力などを実践っぽく学んでいく手法。
完了後は改善点を教えてもらったり、自ら録音をしてトーク運びを研究したりする。
私も妻役や顧客役で何回か参加した
そんな中、ポータルサイト経由で掲載中の中古マンションで反響が来た。
初反響!
対応を営業スタッフへと引き継ぐ・・・。
この初期対応はアポの有無や次の連絡が決まると言っても過言ではないほどに重要。
反響対応
希望のエリア、間取りや価格は問い合わせ物件でわかるけど何故そのエリアの物件なのか?
これはお客様に直接聞かないとわからないから。
・子供の学区で選んでるパターン
・実家と近いから選んだパターン
・今同じエリアに住んでるから同じ場所で選んだパターン
・別にエリアはどこでもよく価格で選んだだけのパターン
・実家と近いから選んだパターン
・今同じエリアに住んでるから同じ場所で選んだパターン
・別にエリアはどこでもよく価格で選んだだけのパターン
細かい部分を知ることで、他に提案できる物件も変わってきてしまうのです。
最初に情報を引きだしてこちら側からいろいろと提案できるようになれるのが理想
不動産は高い買い物だからこそお客様もシビアなのです
営業スタッフの藤田さんは緊張してしまい、ロープレで出来ていたことが全然できなかった。
そして社長に詰められる結果に・・・。
初期対応(今ココ)→物件案内→資金計画→物件契約→引渡し前確認→引き渡し
初期対応もうまくできないのならその先でも失敗する
社長の言った通り、今回のお客様は案内に繋がらなかった。他社で決めてしまったようだ。
営業の厳しさ
練習ではうまく出来ても本番では失敗してしまう。営業じゃなくてもこれはあるあるだと思う。
失敗をしてしまうと社長から厳しい言葉が飛ぶ、ここで失敗してしまうと会社は利益を出せないから。
プレッシャーが一番かかるポジション。
落ち込んでいる藤田さんに私は何も言えなかった。
何て声かけたらいいのかわからない
社長がやっていればうまくいったかもしてない、でも社長はやらない。
実践で学ばなければ成長しないだろ・・・
失敗を次に活かせるか?それもと折れてしまうか・・・?
不動産業界は離職率が高い、とくに営業は入れ替わりが激しい。
会社の花形ポジションはハイリスクハイリターンなのかもしれない
次回、社長からの飲みの誘いを断った話【10話へ】