4コマ漫画(底辺生活編) お悩み相談
前回の続き。底辺生活2年目、破綻するほどに経済的に追い詰められていた。
見通しが甘かった結果が招いた事。食べるのもギリギリの生活だった。
FPの知識
2019年春。
転職をすることは職場では言わなかったけど、資格勉強中のことは皆に話していた。
なので、試験の直前期は残業をさけてた。事情を知っているみんなも協力してくれた。
そんな時期にパートの同僚から取った資格のことを尋ねられた。
年齢が高めの人はコンピューター系の資格だと勘違いしている人も居た。
説明すると長くなるから、ワイドショーを例えに出してイメージしやすいように伝えた。
元々節約上手として評価を受けていたけど、資格持ちになったこともあり、同僚から相談を受けた。
保険の必要性
保険は入るべきか、入らないべきか・・・・。これは断言できないのが難しい。
何が起こるかわからない!もしもの為に保険に入りましょう!
保険の勧誘では悪いケースを説明した後に、保険に入っていて助かったエピソードを話し保険の魅力を伝えるケースが多い。
万が一の事態でも保険があれば安心、これは正しい。嘘を言ってるわけではない。
しかし不安だからと言って片っ端から保険に入っていては、将来よりも現在が金銭的に苦しくなってしまい、苦しい生活をし続けるのでは、何の為のリスクマネジメントなのかわからなくなってしまう。お金の不安に苦しむことに繋がる。
パートで家計を支えている状態・・・・現時点でギリギリの生活。
不安だから・・・・彼女は、このデメリットを考えずに契約してしまったようだ。
私は○○保険は必要ないなどの断言的なアドバイスはせずに、保険のメリット・デメリットだけを話した。
「デメリットをしっかり説明しない保険屋さんなら付き合いを辞めた方がいいかも」ってアドバイスをした。
後日。
信頼が出来る保険屋さんとは良い関係を続けて欲しい。
パート先にはそういう人が多かった・・・
私の解答は、ネットで検索すればすぐに出てくるような知識。
それなのに、何も見ずにスラスラと説明するだけで凄いと思われるようだ。
なんか凄い人の噂が口コミで広がり相談者が増えた。
でもこんな相談でも役に立つならいいか
FP相談からお悩み相談へ
家計相談から始まり、話が進むにつれて家庭相談が増えてきた。
「家にお金を入れてくれない」「パートの仕事をバカにされる」「家政婦扱いが辛い」
モラハラは以前、本で読んだから詳しく説明ができた。
モラハラについての説明は感謝された。
相談を繰り返しいたらお菓子やご飯を貰えることが増えた。ほぼ毎日のように何かしら貰っていた。
職場の人には辛かった時に助けてもらった過去があるので、困っていたら助けてあげたい気持ちが強かった。
検索すれば出る情報も、検索のやり方すら知らない人が居る。
私にとっては当たり前の知識でも、他人からしたら未知の知識の場合もある。
『知識は身を助ける』この言葉がピッタリだった。
明確な答えは提示しない
FPの相談にしても明確なアドバイスをしたことは一度もない。
あくまで、選択肢を増やしあげることを目的としてやっていた。
ネットで断言的なアドバイスをしているFPも居る。
「それはやめるべき!」「これはこうしなさい!」
白黒ハッキリ!決断力が甘い人には、ありがたいのかもしれない・・・。
わからないから決めてもらうのではなく、わからないことは説明するから答えは自分で見つけて欲しい。
これが私の理念。人生は自分の足で歩かなくてはいけない・・・。
足が重かったら背中は押す、でもおんぶはしない!
勉強熱心な人のイメージがついてたからかもしれない。
宅建士合格が弁護士合格に歪曲されて噂で広まっていた。
仕事に行くたびにいろんな人から
あと何日来るのか聞かれる。プレゼントも貰える。
あと数日で皆とはお別れ😔寂しいものです。宅建士を取った噂がいつの間にか弁護士を取った噂に変わってた・・・・
誰だよ途中で変えたの、全然違うよ😑
最後の最後で恥ずかしい— 式条梨々子 (@ririkoshikijyou) August 16, 2019
結局、過大評価されたまま私は退職することになった。良くしてもらった分、情報提供で少しでも恩返しが出来てたなら良かった・・・。
意外な場所で役に立ったFP知識の話でした!
次回、お金がないのに仕事帰りにマッサージをしている話。